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2009年度以降の活動方針について

2007年の4月に再スタート致しましたATNオフィスは、これまでの活動で得た知識と経験と実績を元に、今年度以降の中期計画を策定致しました。

社会のために、そして当オフィスにかかわる全ての人が幸福と生き甲斐を感じられる活動を行っていきたいと考えております。

2009年新春  ATNオフィス 代表 米田 慎哉

幸せを呼ぶ四つ葉のクローバーのように

 社会貢献型ミュージカルの制作
 声でコミュニケーション
 トレーニング・プログラムの充実
 心のケア


1. 社会貢献型ミュージカルの制作

2006年、2008年と制作上演して参りました、骨髄移植推進キャンペーンミュージカル「プレゼント」、中越大震災復興支援ミュージカル「ユイナシビト」に引き続き、新たな社会貢献型ミュージカルを制作に向かって努力して参ります。また、新たなテーマである『普及・啓発型ミュージカル』の研究にも取り組んで参ります。

これまでの作品だけでなく、理系人口の減少に歯止めをかけるための「科学ってすごい!」、地域医療や高齢者医療を描いた作品、ユニバーサルデザインを考え、普及させるための作品、明治から昭和に至る日本が大きく変動した時代に、現在、私たちが享受している繁栄の礎を築いた人々を描いた「観る伝記シリーズ」などを計画しております。

観た人、演じた人、創った人、出資した人、みんなが幸せになること、それがATNの目標です。

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2. 声でコミュニケーション

今年度から「声でコミュニケーション」と言うテーマをミュージカルと共に大きな柱として参ります。声や表情を使って他者とコミュニケーションするだけでなく、コミュニケーションの本質を追究して『他者を受け入れ、誠意を持って接する』事を社会に発信して参りたいと考えております。

現在、同タイトルの書籍を刊行するために準備を進めております。また、同様の講演・講座・研修を積極的に進めて参ります。金融危機に端を発したこの様な不況下でも「組織の原動力は人間」である事。「信頼による社会」がこれからの日本にとってかけがえの無い価値を持つ事を発信する事がATNオフィスに科せられた重大な責務であると認識しております。

多くの職場や学校では、声を出してコミュニケーションすることに慣れていないため、仕事上での意思疎通を十分に計ることができないという問題を抱えています。また、10年にわたる「西武百貨店池袋コミュニティカレッジ」での指導で、発声や発音に対して不安やコンプレックスを抱えている方々に、たくさんお会いしました。気合いや根性ではなく、科学的(生理学的)に、そしてリラックスした身体と心で声が出せるよう、指導させていただきます。

関わる方が「幸せ」の価値を共有できるように願っております。

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3. トレーニング・プログラムの充実

ATNオフィスでは、事務所移転後、大学やカルチャースクールでの指導以外には、オフィスでの歌唱レッスンしか行っておりませんでした。これからは様々なトレーニングを行って参ります。

(1)ミュージカル歌唱個人レッスンの拡充

歌唱の個人レッスンはなかなか良い教師に巡り会えないこと、レッスン料が高額なことから、ハードルが高くなりがちです。
「ヴォイス・ヴォーカルクリニック」を通じて、自分の声や技術を正しく判断できるように指導いたします。「トライアル・レッスン」を設けて、希望される方がより気楽に、よりリーズナブルにレッスンを受けられるよう工夫して参ります。

更に、今年は「インターネットを使った遠隔地レッスン」の実験を進めて参ります。東京や大阪などの大都市以外に於いてはミュージカル歌唱を教える教師を見つける事は至難の業です。そこで、DSL回線を使用して、遠隔地から「音声データ」「動画データ」を送信していただき、それに対して音声や動画で指導をする方法を研究します。

この方法は一対一で対面する個人レッスンと比較すれば、効果は限定的かも知れません。しかい、指導者がいない状態で不確かな知識や思い込みで学ぶのを防ぎ、正しい方向に向かっていただくための手段として一定の効果が期待できます。

個人だけでなく、団体に対しても応用できる可能性がありますので、今年はその方向性を試す期間に当てて参ります。

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4. 心のケア

ATNオフィス代表の米田慎哉は、2002年にうつ病を発症しました。それ以来、現在に至るまで治療を続けています。病気になったことは大変苦しく、そして辛いものでした。しかし、そのお陰で社会観や価値観が大きく変わりました。他者の痛みや苦しみ、そして感謝の念と生きる意味をそれまでよりはるかに高いレベルで感じることができるようになりました。

芸の道(芸術を含む)を歩んでいる方、志している方は精神疾患(うつ病、不安神経症、統合失調症、パニック障害、適応障害など)に、社会一般よりずっと高い確率で罹患します。なぜなら、芸の道に進む方は非常に感受性が強いからです。

これまでかかわってきた教育機関で、旧来の考え方を強く持つ教師達は、「心が弱い人間は芸に向いていない」と断定しがちでした。しかし、感情性が強いからこそ芸に向いているのだ、と言うこともできます。

ATNオフィス代表の米田は、自らがうつ病に罹患して以来、自身が経営していたミュージカルスクール、専門学校、大学、かかわってきた作品の現場などで、精神疾患を抱えた方々、もしくは精神疾患の前兆がある方に対して、多くの支援をしてきました。そしてこれから、学んできた精神疾患への知識と経験を生かして、もっと多くの方々の援助を行いたいと考えております。

「芸術家 心と痛みの相談室」を新たに開設し、Web上、メールでの交信、実際にお会いしてお話を伺う、そう言ったことでサポートをして参ります。もちろん、医師・臨床心理士などの資格を持っておりませんので、治療はできません。ただ、お話を伺い共感するだけでも苦しんでいる方の助けになることは、我が身を通じて実感しています。

ATNオフィスとして、またこのホームページが多くの方々の一助となることを願いながら、これからの活動を進めて参りたいと考えております。

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